新築時や改修時に塗装された塗膜及び下地調整材、コンクリートは経時によりそれら自体の強度が低下したり、コンクリート・下地調整材・塗膜の層間で付着強度が低下していきます。 改修時にこれらの塗装下地が脆弱化していると新しい塗膜を塗装しても下地から剥離してしまい、塗膜の機能を果たすことができません。また新しい塗膜を塗装すると、塗膜の乾燥過程で下地に力が加わり、脆弱部の劣化を促進します。以上の事から、現状の下地強度及び付着力の有無を確認し、塗装仕様や下地処理方法を検討します。