外装材として施されているタイルはコンクリートの保護材として、大気中の排気ガスや炭酸ガスなどの侵入を防ぎ、中性化の進行を抑制するものとして大きな役割を果たしています。そのタイルが太陽熱や風雨などの影響により、付着力の低下、浮き、剥落などの劣化に至る可能性があります。
このタイル付着力強度の測定は、調査時点でのタイルがどの程度の付着強度で下地に付着しているのかを見るものです。その結果が既存タイルの処理方法を選定するひとつの判断材料になります。